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自分らしさX

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アメリカのトップ校の競争率はとても難しく、ハーバードやスタンフォードなど一番難しい大学では20倍を超えることもあります。加えて、必ずしも点数や成績や優秀な生徒を順番に合格するわけでもありません。逆に少しスコアや成績が低い生徒を敢えて取るケースも少なくありません。

その理由としては、基本的にアメリカの大学はその大学で勉強をするのに必要な学力を持っていれば、それ以降は成績やテストのスコアだけではなく、人間を総合的にみて合否を決めるからです。

このページでは、自分を何千人何万人もの出願者の中から際立たせ、審査官に印象づける要素を「自分らしさX」と呼び、この「自分らしさX」は何なのか、を分析していきます。

自分らしさXとは何?

自分らしさXとは、その人全体の個性・人柄も含めた性質です。キャラクター設定とも言えるかもしれません。

ここで一つ明確にしておく必要があるのは、課外活動・賞≠自分らしさXということです。

アメリカの大学は課外活動やボランティア活動などを重視すると思われがちですが、大学側にとって大切なのは出願者の課外活動や賞そのものではありません。大切なのは、活動や賞からわかる出願者の情熱、個性、価値観などです。また課外活動や学問的関心、アイデンティティーなどを通して、出願者のストーリーをどのように大学に伝えるかがとても重要なのです。

例えば、スケーターの羽生結弦選手がアメリカの大学に出願しようとしているとします。彼はスケートというパッションをもち、オリンピック金メダルを獲得しています。しかし、羽生結弦の「羽生らしさ」は別にスケートではなく、金メダルでもありません。それならプルシェンコも金妍児も羽生と同じになってしまいます。羽生選手の「羽生らしさ」は彼の少し変わった、誰にも真似できない勝負心、忍耐力、それから自身などに含まれています。彼にとってそれを発揮する舞台がスケートであるだけで、例え彼がピアノを弾こうと、料理番組をしようと、おそらく同じ「羽生らしさ」でやるだろう。

そのため、「自分らしさX」を持つには世界クラスの運動選手や音楽家になる必要はないのです。自分が物事に取り組む上での「なぜ」「どのように」を知り、それをうまく表現すれば羽生選手のように、濃い「自分らしさX」を大学側に伝えることができます。

なぜ必要なのですか?

アメリカの大学は受験者を合格する際には、先ずその大学で勉強できる学力の基準を満たしているかを成績やSATなどで見ます。しかし、実際学力的な基準値を満たしている受験者は合格数より何倍、場合によっては何十倍にも達します。その際に合否を決める一番大きい判断基準になるのは、将来の社会貢献です。アメリカの大学は卒業生の成功・社会貢献によりランキングや評判が大きく変わります。例えば、ハーバード大学が世界ランキングのトップを常に抑えている大きな理由は、オバマ大統領からマーク・ザッカーバーグなど、幅広い分野での成功者を卒業生や元生徒として誇れるからです。また、社会に出る直前の優秀な生徒を預かっている場所として、良い仕事や社会貢献の意識を育てることがミッションでもあります。

しかし、学力と違い、将来の社会貢献・成功は絶対的に計れるものではありません。そのため、アメリカの大学は受験者を合格する際には、将来への投資をしているとも言えます。それで、その投資をする際にアメリカの大学が注目するのがこの「自分らしさ」です。

その理由としては、「パッション」は受験者の変わらない、将来に繋がる人間性を表す要素だからです。例えば、サッカーが大好きな子が必ずサッカー選手やスポーツ医療に進む訳ではありませんが、サッカーを通して常に強い「競争心」を見せていた生徒は将来もその「競争心」を持ち続ける可能性が高いです。「自分らしさX」は大学側としてはある意味「受験者の将来への窓口」とも言えるかもしれません。

また、もうひとつの理由としては、アメリカの大学は生徒を1個人と見るのだけではなく、大学のコミュニティーの1員として見ます。アメリカは全寮制の大学も多く、そうでない大学も授業・クラブ活動・卒業生ネットワークなど、大学のコミュニティーをとても大事にしています。そのため、受験者が合格するには、4年間大学に通う間どのように大学のコミュニティーに貢献できるかをアピールしなけく、そのアピールをするには強い「ストーリー」・「自分らしさ」が必要になります。

以下では、自分らしさXを最大限に引き出すためのステップを、2段階に分けて説明します。