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自分らしさXを伝える

このページは、パッションやアイデンティティーを発展した後、出願書類などでどのように伝えればよいかに注目します。出願書類という大きなくくりには、課外活動や賞の名称や数的な情報、より深く掘り下げて語ることのできるエッセイ、そして客観的に自分のよさを語ってもらえる推薦状などの媒体が存在します。以下では、全体を通して、自分らしさXというテーマをもつ出願書類をつくるコツを説明していきます。

なぜ必要なのですか?

「自分らしさx」はエッセイや推薦状、学校の成績など様々な媒体より大学側に伝わるため、どのように一つ一つの書類を利用して、全体像を伝えるのかが極めて難しいです。しかし、それらの媒体がどのような役割を果たし、どのくらい表現の余地があるのかなどを理解することで、複数の媒体があることはチャレンジからアドバンテージに変わります。

もちろん、自分というひとりの人物について書いているので、自分らしさXが複数の媒体(エッセイや推薦状など)で現れることはあるでしょう。しかし、自分のアピールポイントをどの媒体のアングルから見れば最も映えるかを自分で分析し、配分をしましょう。

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Activities/Honors

Common ApplicationのActivitiesとHonorsの記入欄

まずは、Common Applicationに記入する課外活動や賞の記入方法のコツを、例を用いて説明します。

1. Activities(課外活動)記入項目(最大10個)

課外活動のタイプ

(50文字)

演劇

Theater/Drama

アカデミックAcademic自然科学/数学Science/Math
リーダーシップの名称、あれば組織の名称学校の演劇部:

役者、脚本家、ディレクター

School Drama: Actress, Script Writer, Director

美術史ディスカッションセミナー:

主催者

Art History Discussion Seminar: Organizer

自然科学研究クラブScience Research Club
活動についての短い記述

(達成したこと、表彰など、150文字)

学校の演劇祭や地区コンテストのオープニングセレモニーで様々な役を演じた。ベスト役者に複数回選ばれた。

Cast in several roles in plays for school drama festival and on opening ceremony for regional contest. Awarded best actress several times.

招かれた先生による講義を企画した。ジャンルや名作についてディスカッションをするセミナーを主催した。月毎の美術館ツアーを行ったHosted lectures by invited teachers; held seminar discussing genres and masterpieces. Led monthly museum tours.メンバーは個々で研究を行い、自然科学のトピックについて議論した。私の研究は全国コンテストで3位を受賞した。Members conducted research individually and discussed science topics. My research won 3rd prize in a national contest.
活動をした学年

(9、10、11、12年生)

9、10、11、12年生11、12年生10、11、12年生
活動をした時期

(通年、学期中、休暇中など)

学期中

School Year

学期中

School Year

通年

All Year

時間/週8時間/週2時間/週5時間/週
週/年22週/年30週/年20週/年
大学入学後も似た活動を続けるつもりかはいはいはい

 

ポイント
  • 最も印象的なもの(かけた時間が長く、関わりが深く、情熱があり、優秀なもの)を優先させましょう。
  • 入力するフォーマットを揃えましょう。(名称の書き方や時制など)
  • 記入欄は限られていますが、できる限り埋めましょう。記述は、動詞で始めるとより多くの内容を入れることができます。リーダーシップの名称などは記述欄で繰り返す必要はありません。
  • 頻度の少ないボランティアや短期間のサマースクールなどは下の方に書きましょう。
  • クリエイティブになることは大事ですが、例えば犬の散歩など、はいれないようにしてください。
  • 宗教団体や一回限りのボランティアなどに参加したことなどは、書いてもいいですが、自分にとって大切なコミュニティであり、インパクトを与えたというものである場合のみにしましょう。深く関わっていない場合はあまりアピールになりません。
  • 記入後は英語が堪能な先生にチェックしてもらいましょう。日本や各高校に特有なクラブの名前や賞の名前などは、米国の大学の審査官に理解してもらえるような書き方に直してもらってください。
  • 例えばバスケ部で県大会に進出したことなど、課外活動と関連が高い場合は、賞の欄ではなくこの欄に書きましょう。
  • 中学3年生以前のものは記入できないので注意しましょう。
  • WritingというタブにAdditional Informationという欄があるので、もし書ききれなかった場合は活用してください。

2. Common ApplicationのHonors(名誉・賞)記入項目(最大5個)

Honorsの名称

(100文字※)

弁論大会 全国大会

3位

サイエンスコンクール 化学部門 第2位(参加者150人のうち)校長賞

(毎学期に1人に授与される奨学生証)

学年

(9、10、11、12年生)

10年生11年生9年生
表彰の規模

(国レベル、県・地域レベル、学校レベル)

国レベル県・地区レベル学校レベル

 

ポイント
  • 最も印象的なもの(かけた時間が長く、関わりが深く、情熱があり、優秀なもの)を優先させましょう。
  • できるだけ重複させないようにしましょう。例えば、短期間の大学レベルコースなど、課外活動としては印象が弱そうなものなどはHonorsに入れ、二度繰り返さないようにしましょう。
  • 中学3年生以前のものは記入できないので注意しましょう。
  • WritingというタブにAdditional Informationという欄があるので、もし書ききれなかった場合は活用してください。
エッセイ

エッセイ

エッセイは、自分らしさXを最も自由に表現することができる場です。(エッセイについての詳細はEssayを参照してください。)エッセイには学校ごとに様々なトピックがあり、その組み合わせ方もポイントになります。自分をどのような人物として見せたいかをブレインストーミングし、エッセイで語る必要のある自分らしさは何かをはっきりさせましょう。

指定されていない限りは、課外活動について書く必要はありません。自分らしさXとは人間性をすべて含めたものです。子どもの頃の思い出、自分を変えた出来事などについて語る中で、自分の人間性が自然と浮き彫りにされていきます。はっきり定義できる性質でなくても、ユニークなストーリーを通して、出願者が振り返ったり、行動したりした時に感じるものも大事な自分らしさです。

もちろん、はっきりとしたもの、例えば、音楽の才能がある、率先力がある、などといったことも評価されますが、審査官が人間である以上、感情に左右されるのが自然です。つまり、エッセイや推薦状を通して、審査官の心を動かすことができるような自分らしいストーリーが語れればよいのです。エッセイのトピックが曖昧な場合は、自分のどのようなストーリーを使えば印象が強くなるかを考慮し、全体として自分らしさが審査官の印象に残るようにしましょう。

推薦状

推薦状

推薦状で自分らしさXについて書いてもらうときは、推薦者にどのようなことをアピールしてもらいたいのかを具体的に伝えましょう。詳しくは推薦状を参照してください。

例えば、経験のより多い大人の視点から語った方が説得力があること、他の生徒と比較した観点から書いてもらえると有利なこと、自分で言うと自慢話のようになってしまうようなことでも、推薦者からの客観的視点で伝えてもらうと効果的なことなどを優先的に推薦状に書いてもらいましょう。そのような自分の特徴やエピソードなどを、エッセイでは書かずに、推薦状で最大限にアピールをしてもらうと効果的です。

例えば、文学のパッションがあるとします。もし文学関係の作文などで賞を取っているとすれば、それはHonorsの記入欄でアピールできるでしょうし、文学との出会いや発見や成長などをエッセイで詳しく書くことはできます。しかし、他の生徒と比べてどのくらい文学を深く分析することができ、文章力や表現能力があるかということは、先生の立場から書いてもらった方が関心度が高い内容です。

その他

その他

高校では関心のある科目の高いレベルの授業をとり、よい成績を修めましょう。出願書類全体で示すパッションと対応していれば、より説得力が増します。

また、大学での希望専攻や将来の予定などを記入する箇所もあります。リベラルアーツの大学ではそれらが未定な出願者はたくさんいるので、大学側はそこまで注目しないかもしれませんが、それらが全体のパッションに沿っていると、書類がより強化され、説得力が増します。

スケジュール・FAQ

スケジュール・FAQ

パッションはすぐに見つかるわけではありません。頻度の少ない活動について書くことも可能ですが、いくつかはある程度の期間(2〜3年間)続けていないと、あまりパッションを感じられません。各活動にかけた時間やエッセイの内容の厚みにも影響するので、新しい活動は早めに始めましょう。

新しいパッションであるなら、遅くても高校1年生頃に始めるのがよいでしょう。

また、高校2、3年生の間には関わってきた活動をさらに深めるアクションを起こしましょう。大会やコンクールでの入賞を狙い、組織内では重要な役割を積極的に買って出ていきましょう。

例:

サッカー部で県大会に入賞する

作文コンクールで金賞をとる

ボランティアでリーダーを務める

クイズ研究部で部長を務め、全国大会に出場する

 

4月自分のX-factorについてブレインストーミングを始める
5月
6月
7月推薦者に推薦状で触れてもらいたい点について伝える
8月夏休みを活用してパッションを深める
9月出願書類やエッセイの作成を始める
10月Early Decision提出する
11月
12月Regular Decision提出する
1月

 

 

FAQ

1. 特に際立った特技などないのですが、どうすればよいですか?

大学側は、出願者が全員がオリンピック候補の選手や世界一のピアニストであることは期待していません。重要なことはその活動に熱意を持って取り組んでおり、ポジティブな変化を見せているということです。身近な好きなことから始め、それをどのように発展していくことができるかを考えてみましょう。

2. 自分が何に情熱を持っているかわかりません。

Personal Strengths Questionnaireの質問に答えてみたり、ノートに書き出したり、家族や友だちに聞いたりしてみましょう。自分が「情熱」と認めていなくても、時間をたくさんかけていたり、心から楽しいと思っていることがあれば、素直に情熱だと受け止めてみてください。

3. これという趣味はないので、とりあえずいろいろな活動をしてみればよいですか?

様々な活動をやってみることも大事ですが、お互いに全く関連のない活動を広く浅くやっていてもあまり関心されません。的を絞り、内容を深めることに集中しましょう。

4. 副部長という役割は弱い要素ですか?

部長に比べれば少し弱い印象を与えるかもしれません。しかし、副部長の場合でも自分役割や貢献した内容について、エピソードを交えて詳しく説明しましょう。

5. 地区大会で金賞というのはアピールになりますか?

もちろん世界や国レベルに比べればあまり強い要素にはなりません。特に、あまりメジャーな活動でない場合には、大学側に理解されにくいかもしれません。しかし短い記述欄があるので、そのなかで活動内容や規模などを説明しましょう。

6. 頑張った結果中々結果に結びつかなかったのですが、その過程は評価されますか?

課外活動の欄に記入するだけでは評価しにくいですが、もしエッセイや推薦状の題材にしたいのであれば、過程が評価されることも可能です。特に、その努力の内容や、失敗から学んだことなどについて書けば、内省できる人だと評価されます。

7. どのような課外活動が有利ですか?

何が有利などとは言い切ることはできないです。課外活動そのものではなく、どのようにその活動に関わったが評価されるからです。自分が心から好きだと思えることに取り組みましょう。

8. ボランティアはやっておくと有利ですか?

ボランティアに興味をもっていればやるべきです。ただし、ボランティアをやる人は多いので、活動時間や頻度が少なかったりエッセイでアピールしないとあまりインパクトはないです。もし書類に記入するためだけに参加するのなら、他のパッションに時間を回した方がよいかもしれません。熱意のないボランティアは逆効果です。

8. 課外活動は10個書いた方がよいですか?

少なすぎるのもよくありませんが、必ずしも10個書く必要はありません。特に、後にくるにつれて単に欄を埋めようとしていることが見えてしまうような些細な活動になってしまうようなら、そこまでで止めましょう。