大学の学費を払う方法を色々調べているのであれば、奨学金制度は素晴らしい手段です。結局、奨学金は無料の制度なので、利用しない手はないでしょう。
しかし、多くの奨学金制度の応募方法は、あまり簡単なものではありません。成績表、GPA、テストの点数、履歴書、社会奉仕活動など、学生は多くの情報を提出しなければなりません。さらに、小論文や成績の要件も含まれる場合もあります。無料の制度なのであまり文句は言えませんが、やはり大学入学願書、高校での授業、学資援助願書をすべて同時に行っていると、面倒な作業なことでしょう。
以下の奨学金制度は、応募方法が他に比べて少し簡単です。短い小論文を書かなければならないものもあれば、小論文が必要とされないものもあります！奨学金は他の制度ほど多額ではないかもしれませんが、応募方法が簡単であれば、それほど損をすることはないでしょう。しかし、本題に入る前に、注意点を挙げておきます。応募方法が簡単な小論文ありと小論文なしの奨学金制度は、ついつい全てに応募したくなってしまうかもしれません！
注意: 奨学金制度があまりに良い制度に思える場合...
残念ながら、正規の「簡単」な奨学金制度はあまり多くありません。奨学金詐欺の被害に遭わないよう、奨学金の応募方法があまりに良い場合には注意が必要です！
以下が注意すべき点です。
● 奨学金の申請で、奨学金に関係のない個人情報の提出を要求するものは注意しましょう。多くのトップクラスの奨学金プログラムでは、個人情報（成績証明書、SAT/ACTの点数、必要に応じ経済情報）を求められますが、これらの情報は全て候補者の審査に関係するものです。個人情報を提供することに抵抗がある場合は、さらに詳しく調べてみましょう。そのプログラムが正規のものであることを確認できますか？独自のウェブサイトを持っていますか？第三者団体を通してのみ情報を得ることができますか？「『奨学金名』 詐欺」でグーグル検索し、不審な情報が出てこないか確認しましょう。
● 応募や当選のために支払いを求める奨学金制度には注意しましょう。奨学金プログラムは、学生にお金を支給するビジネスであり、お金を徴収するビジネスではありません。特に、クレジットカード情報を入力し支払いを求めるような奨学金プログラムは、詐欺の可能性が高いと言っていいでしょう。注意点をご紹介したので、いよいよ本題に入りましょう。簡単な小論文や小論文なしの奨学金制度とその受賞方法をご紹介します！
小論文には時間がかかりませんが、お気に入りのカフェで書く良い口実になります。
小論文必須の奨学金制度
このセクションで挙げられている奨学金制度は、申請書と一緒に短い小論文を提出するよう学生に求めています。小論文を書かなければならないとはいえ、他の申請項目（および小論文自体）は簡単で、簡単にこなせるはずです。実際、これらの申請書のほとんどは、完成するのに1時間から2時間以上かかることはありません。
この奨学金制度は、当記事で紹介した他の奨学金制度とは少し異なり、コロラド州の民間法律事務所が資金を出資しています。学生は、憲法修正第7条について、またそれが自分たちの生活にどのような影響を与えるかについて小論文（800語以上）を書くことで、2000ドルの奨学金の獲得を競います。奨学金は半年ごとに授与され、次の学期の授業料に充てられます。
● 対象：4年制大学への進学が確定している高校3年生および大学生、GPA3.0以上
● 締切： 7月30日（秋学期分の奨学金獲得）、11月30日（春学期分の奨学金獲得）
この奨学金制度では、毎月1人の幸運な学生に500ドルが授与されます。奨学金に申し込むには、自分がこの奨学金にふさわしいと思う理由を250語で説明しなければなりません。この奨学金制度は「諦めた方が簡単な時でも前に進む勇気」を見つけた学生を支援することを目的としています。過去の受賞者の小論文には、いじめや乳がんなどの障害を克服したことが書かれています。
● 対象：米国の高校2年生、3年生、および大学生、GPA2.5以上
● 締切： 毎月最終日
Odenzaマーケティンググループは、毎年春と秋の2回、500ドルの奨学金を授与しています。奨学金を申請するには、OdenzaのFacebookページに「いいね！」を押し、500語程度の短い小論文を2つ書かなければなりません。各奨学金には、明確な論文声明、段落形式での裏付けとなる証拠、そして文法的に正しいことが求められます。すなわち、英語の授業で習った論述形式に沿ったものでなければなりません。
● 対象：16歳〜25歳の現役高校生（米国またはカナダ国籍）または大学在学期間が1年以上残っている学生、GPA2.5以上必須
● 締切：春学期3月30日、秋学期11月15日
以上に挙げられた申請書の中には、数分もかからずに終わるものもあります。
小論文不要の奨学金制度
応募が簡単という点では、以下の奨学金制度ほど簡単なものはありません。自己紹介文を提出する必要はありますが（場合によっては簡単な活動や課題をこなす必要有り）、審査には小論文を書く必要はありません。
この奨学金制度は、エントリーフォームに記入し、8問の質問に答えるだけとなっています。毎年2000ドルの奨学金が10名に授与されます。受賞者は、コンピューターによる抽選でランダムに選ばれます。受賞確率は、応募総数によって決まります。基本的に、この奨学金制度は奨学金くじで、「抽選」ごとに1枚のチケットがもらえます。
● 対象：現高校3年生（米国籍または法的居住者）
● 締切：9月1日〜4月1日の間で受け付け
この奨学金制度は、数個の質問に答えるだけで申請が完了する、最も簡単な奨学金制度の一つです。3ヶ月に1度、1000ドルの奨学金が授与されます。なお、受賞者はランダムに選ばれます。
● 対象：米国で就学中の現高校生、大学生、大学院生
● 締切：毎年3月、6月、9月、12月の各月末日
この奨学金制度の奨学金は100ドルと比較的少ないですが、申請方法は楽しくて簡単です。学生は、独自で俳句を3句まで作って提出するだけで審査対象となります。受賞すると、俳句は詩歌集にも掲載されます。
● 対象：中学1年生から高校3年生までの全学生
● 締切: 3月21日
毎月2000ドルの奨学金が授与されます。この奨学金制度に応募するには、基本的な身分証明書、GPA、SAT/ACTの点数を記載した申請書を提出します。当選者はランダムに選ばれ、毎月新しい申請書を提出することができます。
● 対象：高校生、復学する社会人、現大学生、今後1年以内に大学または大学院への進学を希望する人
● 締切：毎月最終日
あなたは創造的な一面を持っていて、ファッションの目が効きますか？ダクトテープでプロムの衣装をデザインし、着用することで、グランプリの賞金10000ドル（ドレス部門とタキシード部門で各1名）を競うことができます。過去の受賞者の面白い写真が掲載されているウェブサイトもぜひご覧ください！
また、500ドルの賞金が8名（ドレス部門4名、タキシード部門4名）の準優勝者に授与されます。個人またはカップルでの応募が可能です。投票数が多い作品に賞金が授与されるので、お友達に投票を呼びかけてみてください！
● 対象：米国およびカナダ在住（一部の州・地域を除く／詳細は公式ルールを参照）の高校生
● 締切：2022年4月～6月に受付、6月～7月に投票予定
この奨学金制度では、複数の奨学金が用意されています。審査対象になるには、アカウントを作成し、金融教育に関する学習モジュールを完了する必要があります。修了したモジュールが多ければ多いほど、より多くの奨学金を獲得することができます。
2回の応募期間中に、1等賞と2等賞が各1名ずつランダムに選ばれます。受賞者は、修了した学習モジュールの数に応じて、4000ドルから14000ドルの奨学金を獲得することができます。
● 対象：米国の現大学生
● 締切：毎年春と秋、詳細はホームページを参照
この500ドルの奨学金は、年に4回（3月、6月、9月、12月）、1名の学生に授与されます。応募したい方は、Cedar Lendingのウェブサイトにあるフォームに記入しましょう。
● 対象：高校3年生および4年生、現大学生、その他大学または大学院への進学を希望する人
● 締切：3月31日、6月30日、9月30日、12月31日
応募が簡単な奨学金を獲得するための3つのアドバイス
応募が簡単な奨学金だからといって、必ずしも受賞しやすいとは限りません。奨学金の応募は非常に簡単なため、おそらく多くの競争相手がいることでしょう。以下に、優れた申請書を提出するための戦略をご紹介します。
#1: 小論文を書かなければならない場合、あなたの考え方が奨学金を授与する団体の考えと一致していれば、受賞する可能性が高くなります。小論文に向けて準備をする時には、企業や慈善団体の理念について調べてみましょう。例えば、環境保護団体が提供する奨学金の場合、自分がいかに化石燃料を愛しているかという内容の小論文は書かないほうがいいでしょう！ #2: 申請書がきちんと仕上げられていることを確認しましょう。第一印象以上のものを与える機会はないので（申請書は短いことを覚えておいてください！）、文法、綴り、句読点の間違いがないかを再確認しましょう。 #3:最後に忘れてはならないのは、申請書に不備がないこと、そして締切までに提出することです！